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2007年8月26日
国立劇場公演2007(2日目)レポート──追手門学院大手前高校「あげとーふ」

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続いて、追手門のあげとーふ。

●追手門学院大手前高校「あげとーふ」

緞帳が上がる前に、エプロンの部分から芝居が始まりました。そこで前明かりが点いているのですが、緞帳が上がった後には一度前明かりを落とし(地明かりは点いている)、役者が若干シルエット気味になったところで再度前明かりを入れて芝居をスタートさせていました。細かい部分ですが演出に合った照明です。

冒頭の地明かりのサスは、アンバーのトップサスとナマのナナメで作られていて、夕方のシーンということで、さらに上手奥からアンバーで2灯の差し込み明かりが作られていました。また、主人公(?)が上手ツラに立って太陽について話しているときには、上手フロントからアンバーの明かりが入っていました。(下手のフロントはナマのみ。)それほど激しく強弱を付けていたわけではありませんが、きれいな明かりだったと思います。
途中、シーンが夜になってからは、ダークブルーのトップサスに、ナマのナナメ、下手奥からライトブルー(というよりホワイト=#64か何か)を2灯差し込ませていました。前のシーンの夕方のアンバー2灯との対比になっていました。

また、その夜のシーンでは灯入れがあったので、その灯入れの辺り(センター近辺)に、弱くアンバーをサスから入れていました。さりげない明かりです。星球もありましたね。途中、棒を手にとって戦うシーンでは、上手下手各々に置かれたナマのフットライト3灯ずつ(ころがし)が使われていました。役者の顔が下っ端から照らされたり、動くたびに影がうようよ出ていた原因は、あのころがしです。

ストロボのシーンは、1サス上手よりのところに吊られたストロボの点滅の後、2灯のパーライトか何かのバックサスで逆光状態を作ったものです。
雨のシーンは、ネタの入ったエリスポを計8灯使って、スモークを焚いていたものです。
他にもいろいろと随所に工夫があり、例えばインディアンがはじめ登場したときのさりげない単サスなど、数えればきりがないような感じです。

とても勢いのあるお芝居でしたが、裏方もしっかりしている総合力の演劇部だなぁと感じた次第です。
追手門学院大手門高校の皆さん、おつかれさまでした!

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