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色の知識(1)

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色とは

灯体につけて、ただの白いだけの明かりに色をつけるためのカラーフィルターを「色」と呼ぶ。昔はゼラチンで出来ていたらしく、その名残で「ゼラ」と呼ばれることも多い。
この「色」は、色ごとに番号を振って分類されている。だが、色自体はいろいろなメーカーが作っていて、そのメーカー毎に作っている色も違えば番号の振り方も違うので注意しなければならない。
日本国内で最も普及している色は、東京舞台照明製の「ポリカラー」と呼ばれるもの。海外製ではリーフィルター、ロスコジェルなどがあるが、高校演劇ではポリカラーを使うのが一番やりやすいだろうし、きっとホールの基本仕込みで入れられている色もポリカラーだろう。

ポリカラーの色の分類

10番台で見分ける

色の数がたくさんあるポリカラーだが、すぐに覚えられるように(?)、10番台ごとに色を分けてくれている。具体的には、#10番台がピンク、#20番台が赤、#30番台がオレンジ(アンバー)、#40番台が黄色、#50番台が緑、#60番台がライトブルー、#70番台がダークブルー、#80番台が紫、といった具合である。
一つ一つの色を覚えていくのはなかなか大変だが、このように十番台ごとに考えていけばスムーズに覚えられるかもしれない。なお、色は番号の前に「#」という記号をつける決まりになっている。

1番台で見分ける

10番台で見分けたあとは、1番台で見分ける。基本的に1番台(一桁目)は、若い番号ほど濃く、年寄りの番号ほど薄い色になっているはずである。例えば#20番台では、#20が最も濃く、#21、#22となるとだんだん薄くなっていき、#26では少しピンクがかった赤になっている。
ただし例外もたまにあるので(#60番台の#64など)そこは注意である。

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