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調光卓の知識(1)

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卓の種類

マニュアル卓と記憶卓

調光卓とは、照明を操作するための機械のことである。照明を操作するための調光卓(照明卓)はいろいろなメーカーが開発しており、ホール毎に入っているものは違う。しかし卓はおおまかに二種類に分けられ、マニュアル操作のマニュアル卓と、シーンのメモリーも出来る記憶卓がある。しっかりとしたホールでは、古い場所でも記憶卓が入っているのが普通だと思う。
しかし、高校演劇の大会ではリハーサルの時間があまり多くとれない事情などがあり、ブロック大会などを除いた多くの大会では、記憶卓でもマニュアル操作で使っているのではないかと思う。(あくまで予想。)よって、ここでは(一般的な)マニュアル操作の仕方を説明したい。なお、大規模なホールでは、ムービングライトなどを操作するための、より高度な調光卓が設置されていることもあるが、高校演劇で操作することはほとんどない。

マニュアル操作

まずは明かりが点くまで

全ての明かりの大元を制御するフェーダーがマスターフェーダー(MF)。普段はずっと上がったままになっているはずなのであまり気にしなくても良いが、これが上がっていないと他のどのフェーダーを上げてもまったく明かりは点かないということになる。
次に上げるフェーダーがクロスフェーダー。左の写真に載っているフェーダーで、AかB、それぞれフェーダーがある。その次に、同じ写真の中に載っている、段選択のボタンを押して、最後にプリセットフェーダー(右の写真)を上げると明かりが点くようになっている。プリセットフェーダーは、段ごとに独立していて、段選択のボタンでどれかを選択するのである。

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