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2011年11月20日
平成23年度山梨県大会観照記 審査員してきました その1

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山梨県大会に審査員として呼ばれて行ってきました。西田シャトナーさん、青山一也さんと一緒に。
2012/11/20、コラニー文化ホール小ホールにて。
審査員なので関東大会に出場する学校を選ばねばならず、なかなか苦渋の選択だったんですが、べつに上演校に優劣があるはずありません。講評であれこれ言いましたが、あくまで私個人の主観であり、それを絶対視して欲しくもありません。審査員3人の中でも意見が割れたのですから。
例えばよく引き合いに出される既成脚本がいいのか創作脚本がいいのかという問題を例に挙げれば、人によってはそれは重要なテーマかもしれませんが、私個人としては気にすべきポイントではありません。照明家として既成脚本でも創作脚本でも明かりを創ったことはありますが、結局は役者の稽古を見て演出家と話して最適な明かり作りをしていくというプロセスはどちらも同じです。台本が既成か創作かなんてどうでも良くて、その本を読み込んで役者や演出家と一緒にどれだけ納得感ある明かりを創れるかが自分のテーマになったりします。
しかしもちろん、そうじゃないよという演劇人も多くいるでしょう。
それはそれで考え方としては分かるし、否定すべきものでもありません。
これが絶対的評価のできない演劇の醍醐味ですし、だから審査員が何を言っていようがあんまり気にせずに山梨の演劇部の皆さんにはいいお芝居づくりをしてもらいたいなと思います。

ということを書いておきながらナンですが、毎度恒例の照明(と少々裏方的視点で)レビューを書いてみます。
あくまで照明の話なので、お芝居全体の話ではありません。さらに言うと、照明技術的に拙い上演でも、それが逆にいい味だしてお芝居としては素晴らしいものになることだってあります。(照明家としてはどうかと思う言い方ですが。)だからこれが審査にどう影響を及ぼしたんだとか邪推しないでくださいね...。

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