前の記事でも書きましたが、映画「春を告げる町」で福島県立ふたば未来学園高校の演劇部が登場しています。
この映画、ミニシアター系の映画なので本当は一部のアクセスの良い地域の人しか見られない映画だったはずなのですが......。
昨今の新型コロナウイルスの影響で、映画館自体が営業休止になったため、なんとオンラインで上映されるようになりました。
その名も仮設の映画館というこちらでオンラインで見ることができます。
さて、この映画。
ふたば未来学園高校の演劇部が上演する「人生ゲーム」という作品がところどころに登場します。
上演本番の映像も出てくるのですが、ぐっときたのはお芝居をどんなプロセスで稽古してきたのか、どういう悩みをもって作ってきたのかというところの描き方ですね。
なんというか、稽古過程自体がドラマなのです。
なので、ドキュメンタリー映画に撮っても絵になる。
もちろん本番映像もぐっと来ますし、ふたば未来学園演劇部の顧問の小林先生や、あの有名な石原哲也先生(高校演劇界のレジェンド)が講評をしているシーンなども映ります。ダルカラの谷賢一さんなんかも登場します。
ところで、こういう作品制作プロセスにおけるあれやこれやは、全国の演劇部の稽古過程でもたくさん見られることなんだろうなぁと思います。
観客は、最後のアウトプットである上演発表で、それらを垣間見るしかないんですけどね。
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