高校演劇で青春を謳歌した演劇部員が、卒業後に劇団をつくる、というのをたまに見かけます。
しかし自分たちで劇団をつくると、高校演劇のように、上演会場があらかじめ用意されているわけではなく、稽古場もなく、メンバーの生活リズムも違うことから稽古時間の確保もままならず、大変な思いをすることが多いようです。
そんななか、「大学生」の劇団が一堂に会する「全国学生演劇祭」というのを見に行ったところ、たまたま高校演劇OB劇団が出場しているのを発見しました。
大学の演劇サークル、という位置づけではなく、高校演劇出身者同士でつくった劇団なのです。
ひとつが「三桜OG 劇団ブルーマー(仙台 三桜高校演劇部 OG)」
もうひとつが、「はねるつみき」です。
「三桜OG 劇団ブルーマー」は、文字通り宮城県の三桜高校のOGにより結成されていました。「はねるつみき」は、「高校演劇の大会で出会い気が合った同士で結成した団体。」だそうですので、いろんな高校の出身者で構成されているようです。各学校の壁を越えてお芝居をつくるっていいですね。
この「全国学生演劇祭」に出場するためには、まず各地域での予選のようなものを突破することが必要です。そして無事出場したあと、さらに審査が待ち受けます。京都で行われた今回の「全国学生演劇祭」では、「はねるつみき」が大賞・審査員賞を受賞したそうです。高校演劇出身劇団が受賞というのはうれしいですね。おめでとうございました。
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