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色の知識(2)

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色を購入したい

色の販売元

色(ポリカラー)は、東京舞台照明などのいろいろな舞台・照明業者できっと売ってくれる。有名デパート東急ハンズでも売っているのを見かけるが、少々お値段が高めに設定されているので、大量購入の際には地元の舞台業者さんなどに聞いてみた方が良いだろう。
なお、通信販売を行っているところもある。例えば下記のリンクの中にあるTBS POLYCOLORというのがそれ。
【LINK】サウンドハウス

色見本を手に入れる

実際にポリカラーのそれぞれの色がどんな色なのかを確認するために、色見本を手に入れることをお勧めしたい。これも東急ハンズで売っているが、丸く型抜いた小さなものであれば東京舞台照明のホームページからメールを出すと送ってもらえる。また、より大きな色見本も安い値段で販売されているのでぜひとも一冊手元に置いておきたい。

よく使う色

以下、よく使う色である。何を使おうが照明家の勝手なのだが、まずはこの色を抑えておけばよいだろうというものたちだ。
ダークブルー #72


ライトブルー #78


超ライトブルー(青くするというよりも白くする) #64


アンバー(オレンジ) #35


グリーン #59


レッド #22


イエロー #40

他の色

コンバージョンフィルター

日本語では、色温度変換フィルターと呼ぶもの。これも東京舞台照明が出しているのでポリカラーの仲間のうちなのだが、目的としては「色を出す」のではなく「色温度を変える」というところが違う。
光は、温度によって色が違ってくるという性質がある。例えば、同じナマでも白熱球のそれと、蛍光灯のそれとでは随分違うのだが、それは色温度が違うからだと言える。舞台で使う灯体によってもそういった現象は起こり、1kwのパーライトと500wのベビーを比べたら明らかにパーライトの方が色が白くなってしまう。そんなときに、色温度変換フィルターをどちらかに入れれば、色味が変わってくるのである。
色温度を上げる(青に近づける)には、#B1や#B2を使う。色温度を下げる(アンバーに近づける)には、#A1や#A2を使う。数字が大きくなればなるほど、色温度の変化が大きいという意味がある。
高校演劇ではあまり気にしなくても良いフィルターではある。

ロスコやリーなど

これらの色はあまり見かけないだろうが、念のため簡単に説明する。
ポリカラー以外の他の製品も、色番号の前には必ず#がつく。ただし、ポリカラーと区別するため、ロスコジェルの場合には頭に「R」と記号をつける。リーフィルターの場合は、数字が三桁なのでそのまま表記してあることも多い。(だがポリカラーでも三桁のものがあってちょっとややこしい。)リー、ロスコともに、色の並びは不規則。
他には、ガムカラー(規則的な色の並び)やコスモカラー、ウルトラカラーなどがある。

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