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ホールいろいろ(1)

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ホールの各場所の役割

ホールの各位置の照明の役割

ホールにある照明の配置は、だいたいどこへ行っても似通ったものである。舞台の天井からのライト、前明かり、ホリゾント、舞台上に置くライトなどがあるが、それぞれ役割があるのでそれを覚えておかなければならない。

1、サスペンションライト
2、シーリングライト
3、フロントサイドライト
4、アッパーホリゾントライト
5、ロアーホリゾントライト
6、ステージスポットライト
7、ボーダーライト

舞台上からの明かり

サスペンションライト

舞台上のバトンに吊ってあるライト(サスペンションライトバトン=サスバトンに吊ってあるライト)を総称してサスペンションライトと呼ぶ。このサスバトンにはどのような灯体も吊れるため、一概にどういう明かりが出てくるのかということは言えないが、高校演劇の基本仕込みでも、必ず地明かり(ベタに全体を照らす明かり)は存在している。
舞台の天からの地明かりとは言っても、ストレートに落としている場合やナナメに照らしている場合などがあり、これは各ホールの基本仕込みによって違う。基本仕込みの色は、ナマとブルーという組み合わせが多いように感じる。
また、地明かり以外に単サスやバックサスなどを作るときに使うときにもこのサスバトンに灯体を吊ることになる。

ボーダーライト

ボーダーライトとは、多くのホールにあるライトで、舞台全体をフラットに照らしている。このボーダーライトを点灯するだけで、舞台全体が明るくなる。しかし演劇では普段使用されず、作業灯としての使い方が主である。演劇で使用する場合には白い色(生明かり)と、青い色が入っていることが多く、舞台の仕込み作業中には白い色(生明かり)が使われる。一方で、例えば作品の上演中に暗転幕や中割幕を閉め、その内側で作業をおこなうようなときには青い色を使う。これは、客席から見たときに青い色であれば、もしもその明かりが漏れてしまっても目立たないからである。

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