いまだコロナが落ち着きませんので、引き続きオンラインでいろいろなものを学ぶ機会も多いかと思います。
そんな中ですが、YouTubeに素晴らしい舞台照明学習コンテンツがあらわれました。
日本演出者協会・教育出版部のYouTubeチャンネルです!
(文化庁の文化芸術収益力強化事業で採択された事業のようです。)
演劇づくりのいろいろなポジションの仕事を解説してくれているのですが、その中に舞台照明もあるのです。
そして舞台照明を解説してくれているのは、あの舞台照明家の吉本有輝子さんです。
私も演劇やダンス作品などで、吉本さんのつくった明かりは何度も見たことがありますが、とても素敵な明かりを作られる方であります。
照明を解説する、となると、どうしても灯体がどうとか電力量がどうとかそういう話になってしまいがちです。このサイトもそうですが......。
それがどうでしょう。吉本有輝子さんの解説は、観客の視線がどうなのかとか、時間の感覚がどうなのかといった根本的な視点に立ち返ってレクチャーしてくれています。照明界のレジェンド遠山静雄氏の著書も引用しながら、なるほど、と思う内容ばかりです。
第一回目は下記の通りです。ぜひみなさん見てみましょう。
吉本有輝子さんは、いろいろなところで照明のお話をされていらっしゃるので、きっと体系的にご自身の理論をまとめられてきているのでしょうね。
第二回目以降はまだ公開されていませんが、仕込みの仕方や、実際の現場の照明の比較などを紹介してくれるそうです。期待大です!