ネコでもわかる照明の部屋 - 舞台照明

今年も最新の舞台照明機材が体験できるProLight & ProVisual2020開催中

舞台照明機材の展示会に行ってきました。
その名はProLight & ProVisual2020。東京ビッグサイトで2020年2月21日まで開催中です。

舞台照明機材や映像機材が展示されていて、舞台照明ファンにとってはたまらない空間です。

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基本的には、昨今はこういった展示会の中心はムービングライトなので、会場中がムービングライトの明かりできらきらしてます。

しかし、ムービングライトはいろんなメーカーが出しているもののもはや差別化が難しくなってきていて、「水に濡れてもダイジョーブ」とかそれぐらいしか差別化ポイントがありません。どれを使うかは好みと価格の問題ですよね。

ということで、ムービングライトや卓がたくさん展示されているわけです。ムービングライトはマーチン(Martin)、クレイパーキー(Clay Parky)とか。卓はGrandMAとかいろいろ。

その中で、高校演劇の舞台照明的に参考になりそうなのは、東京舞台照明のブースでしょうか。
東京舞台照明といえばカラーフィルターのポリカラーを出している会社ですが、旧来型のハロゲン球の灯体と、新しいLEDの灯体を並べて、それにポリカラーを入れるとどんな見た目の違いがあるのかを実験するコーナーがありました。

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写真だと分かりづらいのですが、色によって、LEDとハロゲン球の違いを強く感じるものもあればあまり差異がなく感じるものなどありました。さらには、同じLEDでもメーカー(丸茂か松村)によって違うという結果も分かります。
同じ現場にLEDとハロゲン球の機材が混在していた場合に同じ色味で統一していくのが難しいのがよくわかります。

ただし、そもそも光の3原色が実現できるLED機材に、敢えてポリカラーを入れるという選択肢がそんなに発生するのかどうかは謎だなと思いますが、劇場常設機材にLED灯体が選ばれるようになったときには、ハロゲン球からの移行期、それもあり得るかもしれません。
あとは、ポリカラーを売りたい東京舞台照明としても困るんだろうなと邪推しました!

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続いてのブースはウシオです。
ウシオライティングといえば高校演劇的にはピンスポットライトですね。
そんなウシオブースで、置いてあったのがこちらのLuminex。

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いつぞやのこのサイトのコラムで紹介した、世田谷パブリックシアターに導入されているDMXをイーサネットで接続する製品ですが、それがこれでした。

これで、512チャンネルにしばられずに接続できます。
大きな劇場などに導入されるものですので、高校演劇的にはあまり関心がない製品かもしれませんが、後ろはこんな技術革新がおこなわれているんだぞということで。


ところで技術革新といえば、ピンスポットの光の動きをAIが学習して、その光を別のピンスポット的な光(ムービングライトの光)が追いかけて照射するという仕組みもウシオのブースで展示していました。この仕組みを入れると、これまで例えばセンター、上手、下手の3つのピンスポットライトで追いかけていたものが、センターのひとつのピンスポットライトだけを人間が動かし、上手と下手のそれはムービングライトに任せてしまうということができます。ついに人間の数が削減されますね。人間の仕事がどんどん減ったいきます。おそろしや。

というわけで、プロ向けの機材の展示会ではありますが、大学生や専門学校生もちらほら来ている展示会です。高校生でも入れますので、舞台照明オタクのみなさんはぜひご来場されることをオススメします。ちゃんと名前を書けば入場無料です。

ウシオライティングの中の人も、「学生さんも大歓迎!」と書いてます!

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