ネコでもわかる照明の部屋 - 舞台照明

ワールドライティングフェア・ルポ その2

ワールドライティングフェア・ルポの続き。

東京舞台照明のブースには、トライダックの新製品が出ていました。トライダックとは、家庭用コンセントなどから電源のとれる、1フェーダーだけの簡易調光機なんですが、価格据置で、ブレーカーが新たにくっついた新しいのが出てましたね。教室を劇場にするときの必需品でしょう。べつに、機能的に何かが性能アップしたというわけでもないと思いますが。名称がただの「トライダック」から「トライダック2」に変わったので、今後買うときにはご注意を......。
また、ポリカラーの新色が出てました。#14を改良し、新しく#140が出たそうです。また色見本が新しくなったら、皆さん確認してください。ピンク色です。


あとは、他の企業ブースでも、高校演劇の視点からすると特に目新しいものもなかったですかね。
格安パーライトだとか、ソースフォーのオリジナルネタ作成します、だとか、ロスコじゃないメーカーのスモークマシンとか、そんなのがいくつか出ていたと記憶しています。
ロスコに替わるスモークマシンも、今や当たり前のようになってきまして、去年の国立劇場公演でも使ってる学校があったのを思い出します。パーライトやスモークマシン程度であれば、とっても安く買えるので、試しに部活で一台買ってみるのも良いかもしれませんよ。ワールドライティングフェアでは、ゴングインターナショナルだとか、イースペックだとかがブースを出してたと記憶しています。

ちなみに、国内の舞台照明機材メーカーというと、おなじみ丸茂を筆頭に、東芝ライテック、松下電工、松村電機などがありますが、今回は松村電機は出展を見合わせたようです。また、東芝ライテックは映像(?)機器の紹介、松下電工はムービングライトの制御機器の紹介を行っており、高校演劇人的にはあまり関係ない内容でした。

ムービングライトやその卓がたくさん出展されるワールドライティングフェアですが、いつか高校演劇で、ムービングライトの使われる日がくるんでしょうか......。

ワールドライティングフェア・ルポ その1へ戻る

第10回高校演劇サマーフェスティバル観照記(二日目のみ)へ進む


  ツイート

▲ページ上部へ戻る