今日から福井県鯖江市で、全国大会がはじまりました。年に一度の祭典ということで、私も今福井に来ています。いたるところに高校生がうじゃうじゃいます。演劇以外の部門も全国大会ですからね。
さて、演劇の会場の鯖江市文化センターは、なかなか設備も古くて雨漏りするという噂まで飛び交うほどでしたが、照明はそれなりに大会が出来るぐらいだと思います。(それにしても全国大会は、袖幕を決めるのにいちいちバトンをおろさないといけないような浜松だったり、キャパがものすごくあって機材も揃っている福岡であったり、毎年いろんなところでやりますね。)
施工業者は未だ確認できていませんが(知ってる人教えてください)、とりあえずスポットライトは白熱電球タイプのものばかりのような気がします。シーリングやフロントからのネライ用にいくつか灯体が確保してありましたが、ハロゲン球ではないので絞ると結構汚いですね。パーライトはPAR56を使っているように見えたのですが、シート枠受けの形からしてRDS=東芝ライテック製品な気がします。かといって、卓や他の灯体がRDSということはあまりないと思うんですけどね。
あと、大会運営とはまったく関係がないのですが、客席から見切れる位置においてあったSSに、なんと赤色LEDがくっついていました! ついこの間、このコラムで「発光ダイオードを袖に...」と書いたばかりですが、このように高校演劇の場で実際に使われている現場を見ることが出来てうれしい気持ちです。
例年の全国大会と比較すると、キャパの小さいこの小屋ですが、初日は溢れるほどのお客さんも来ずなんとかなっていたようです。ただ、学校数も少なく大きな大会運営のノウハウも乏しい福井県ですので、明日明後日、スムーズに運営が行えるか勝手に影でヒヤヒヤしています。ぜひ実行委員の皆さんにはがんばってほしいと思います。
とりあえず今日は、わざわざ遠くから後輩を応援に駆けつけた某出場校の卒業生達が、1ベル鳴ってから客席に入ろうとしたらドアのところで止められて入れなかったと嘆いていました。1ベルってロビーにいる客に開演5分前を伝えるというものじゃなかったかと思うのですが、ちょっとこれは卒業生達が可愛そうすぎると思いましたよ...。