高校演劇の全国大会もそうですが、コロナ禍の影響で、演劇をはじめとした舞台芸術業界では催しものを開催できずにいますね。
しかし劇場には働いている人がいます。
そこで、催し物が開催できない代わりに、オンラインで劇場のことが見られるようにしている劇場やスタッフさんが登場してきました。
今回は、YouTubeに舞台照明に関する映像をアップしてくれている劇場を紹介します。
まずは、東京の日生劇場。
ここは歴史のある劇場です。以前、高校演劇にも関わりの深い某有名照明家さんに「どこの劇場がやりやすいですか?」と聞いたら、そのひとつに日生劇場を挙げていたのを記憶しています。
この動画では、サスバトンへの吊りこみの様子が映っています。
どうやって吊るのか、回路ってどうなっているのかというのはそういえば映像で見ることはあまりないので貴重ですね!
続いては、長野県上田市のサントミューゼ。
こちらは過去に高校演劇の全国大会でも会場になっていますね。
そのとき書いた記事はこちら。高校演劇全国大会で使われたサントミューゼのすごい設備
この動画では、ライトブリッジからシュートをする様子や介錯棒でつついてシュートする様子などが見られます。どうやってクビ上げするのかクビ下げするのかなんかも分かりますね。
また、ピンスポットも映っています。ピンスポットライトを操作する位置は、客席よりも上部の空間なので、客席から役者を見る位置よりも角度があり、役者への光の当たり方が違うことがよくわかりますね。光を小さくする(しぼる)ときにも役者の頭が切れないように操作していることもわかります。
今回は照明の映像を紹介しましたが、一般向けのバックステージ動画も含めれば、他の劇場も動画をどんどん出しています。
あまり外出もできない大変な時期ですが、動画で学べるこのチャンスを活かしてみてください!