ネコでもわかる照明の部屋 - 舞台照明

オラファ―・エリアソン「ときに川は橋となる」で照明を見る

東京都現代美術館で、オラファ―・エリアソン「ときに川は橋となる」という展覧会が9月まで開催されています。
新型コロナウイルスで密を避けなければならない今日この頃ですが、東京都現代美術館には行列になるほど人が押し寄せていて、なんだか密になってる気がします......。

さて、このオラファ―・エリアソン。照明を使った作品で有名なアーティストです。
舞台照明で用いられる機材もよく素材に使っています。

みなさんにお馴染みなものだとソースフォー。今回の東京都現代美術館での展示でも使われています。

あるいは、HMI。
高校演劇ではなかなかお目にかかりませんので、HMIってこういうものなのか、と間近で見られる良い機会になるかもしれません。
IMG_1807

ちなみに、こんな作品です。
IMG_1808


照明は、一般的な用途は「何かを照らす」ためのもので、光そのものを見せるものではありません。あくまで照らしたい何かがあります。
しかし、オラファー・エリアソンは、「何かを照らす」ためのものとして光を存在させるのではなく、光自体を美しく存在させているのではないかと感じます。

かくいう私、10数年前、東京品川にある原美術館で開催されていたオラファー・エリアソンの展覧会ではじめてこの人の作品を見て、照明ってこんな見せ方もあるんだ!、と心底感心した記憶があります。

アート好きも、照明好きも、みなさん見に行きましょう。

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